ナンパ講習2回目(延長戦)
前回の記事の続き。
ナンパ講習が終了し、大した結果も残せないまま帰宅した。
ブーメランを期待したが、連絡がなかったため、寝る準備を整え、電気を消して就寝した。
すると、突然、携帯電話が鳴った。
先ほど番ゲした、ホストクラブへ行くと言っていた子からだった。
時刻は午前1時頃。
よく覚えていないが、「会いたい」というようなことを言っていた。
次の日仕事だったためほんの少しだけ迷ったが、せっかくのチャンスだと考えて応じることにした。
その際、私は、その子に対して、私の家に来ることを提案したが、少しグダられたため、取りあえず歌舞伎町に行くことにした。
今になって考えれば、ここはもう少し押し通すべきであったかもしれない。
私は、慌てて着替え、タクシーで歌舞伎町へ向かった。
待ち合わせ場所で合流し、お酒を飲むことになった。
ここで1つ問題が発生。
真夜中なため、私が行こうと決めていたHUB等のバーが閉まっていた。
適当に歩き回ってお店を探し、入ったのだが、普通に対面で座る席の居酒屋だった。
今になって考えれば、ここは隣り合う席のお店に入るべきであった。
そうでなければ、フェイズシフトができない。
お互いの関係性・距離感を、早期に詰めるためには、頃合いを見てからの身体的な接触が必要不可欠だ。
お店のリサーチが不十分であった。準備不足であった。
その店で、2時間くらいであろうか、お酒を飲んだり、ご飯を食べたりした。
話した内容は、あまり覚えていない。
というのは、長時間のストのせいか、その日はとても疲弊しており、少しお酒を飲んだだけで、かなり酔ってしまった。
私は、酔っぱらっても、幸か不幸か理性を保つことはできるが、記憶が薄くなってしまうという問題がある。
おそらく、大した話はしていなかったと思う。
今になって考えれば、それはそれで問題だ。ここでは、自分に対する興味を持たせる話や、性的な意欲を駆り立てるような話をする必要がある。
目的を達成するためには、全てが意図的である必要がある。
そう言えば、今思い出したが、彼女は恋愛経験が少ないような話をしていた。合コンで初めてできた彼氏が、遊び人であったようだ。ホストには、友達に誘われて、まだ1回しか行っていないと言っていた。
また、彼女は、普段はナンパはシカトするが、私の声掛けに応じた理由として、見た目がかっこいいと言っていた。その日は、レイさんからお勧めされていた渋谷メンズ109の某ブランド服を着ており、レイさんから「1回目の講習の時よりも見た目が良くなった。」と言われていた。レイさんは、ナンパで早期に成果を出すためには、見た目を変えることが一番近道であるとおっしゃっていたが、その通りであったのかもしれない。
その後、一段落したところで、お店を出た。
時刻は4時頃であっただろうか。
私は、どうやって家に来てもらおうかと考えたが、完全にノープランであった。
ただ、まだ始発は動いていない時間であったので、これを利用するしかないと思った。
ところが、その女の子は、「ドンキホーテ前で『友達』を待って、一緒に始発で帰る」と言い出した。
確かに、その女の子は、居酒屋では、携帯電話で誰かと頻繁にラインのやりとりを行っており、歌舞伎町で友達が飲んでいるような話をしていた。
このまま帰られてはマズいと思い、取りあえずドンキホーテまで付いていくことにした。
店内を一緒に見て回っているうちに気づいたのだが、その子も、結構酔っている様子であった。
なんとか、手をつなぐことに成功し、お店を出た。
そのあと、今となっては、どうやったのか覚えていないが(「もう少し一緒にいよう」とか言ったのかもしれない。)、タクシーを呼びとめ、一緒に乗ることに応じてもらえ、私の自宅へ向かった。
タクシーの中で、私は、少し緊張し、不自然な会話をしてしまったと思う。大した影響はなかったかもしれないが、緊張を解き、自宅へ行くことが当然であるかのごとく、平然とした態度を取るべきであった。あるいは、「眠い」等と言い、自宅へ着いたらすぐに寝るだけであるかのような態度を取るべきであったかもしれない。
いずれにせよ、自宅であるマンション前へ着き、部屋に連れてくることに成功した。
お互いの雰囲気は悪くはなかった。
ところが、その子は、2人掛けのソファーには座らず、床に座ってしまった。
少し警戒があったのかもしれない。ソファーに座るよう促したが、応じなかった。
用意してあったプラン(大したものではないが)どおりに行かなかったため、どうしたら言いかわからない状況に陥ってしまった。
無駄に雑談をしていたら、その子は、自分で購入していたお茶を飲み始めた。
どんどん、正気を取り戻してしまったであろう。
その状況を何とか打破すべきであったが、自分には仕掛ける勇気がなかった。
この期に及んで、相手に嫌われることに恐怖してしまった。
結局、その女の子は、「友達に会いに行く」と言いだし、タクシーを呼び出した。
そして、「タクシーが来るまで寝かせて」と言い、私の膝枕で寝てしまった。膝枕で寝たということは、私に対する好感度が下がっていたと思われるが、いずれにせよ寝てしまったので、なす術がなかった。
彼女が寝ていると、手に持っていた携帯の画面が見えた。ラインのメールが届いており、男性の名前が書かれていた。
「友達」は、おそらくホストだったのであろう。アフターか何かに誘われていたのか。ホストと私では、絶対に私に勝ち目はないであろう。彼女が「『友達』に会いに行く」と言いだしたことも、もっともなことだと思う。
前回の記事で書いたが、彼女が「(ホストクラブに)行くのめんどくさくなってきちゃった。」と言いだした時点で、行かせるべきではなかったのである。そうしていれば、このような戦いになることはなかった。その時点で、勝負はついていたのかもしれない。
結局、午前5時頃、彼女が乗るタクシーを見送ることになった。
格好悪いことに、その後、「ホストにはまりすぎるなよ!(絵文字)」という、負け犬の遠吠えのようなラインメールを送信してしまった。当然ながらその後彼女から連絡はない。
このようにして、結局、自宅へ連れ込んだにもかかわらず、何もできずに終わるという結果であった。
自宅へ連れてきてからの「運び」は全くダメだった。一番ダメだったのが、照明をMAXの明るさにしていたことだ。ムードも糞もない。どこかに、自宅へ連れてきた時点でオーケーというような慢心があったように思える。
上記のように反省点は多い。なかなか結果が出せないことに、苛立ちやもどかしさも感じる。
それでも、この失敗を収穫と捉え、糧にして努力を重ね、成長する必要があるだろう。
自分の目標を達成するために。