ナンパにより物事の真理を探究する

ナンパについて思うところを語っています。基本的には自分の行動の振り返り用として書いていますが、参考になる点があれば幸いです。

精神的な距離感と肉体的な距離感

距離感。

 

ナンパでは、相手との距離間を、いかに短時間で詰めるかが求められる。

距離感には、精神的なものと、肉体的なものとに分類することができる。

自分は、前者を縮めることは比較的得意だが、後者はかなり苦手だ。

先日も、次のようなことがあった。

 

某日。

とある六本木のクラブに行った。

最近は、ほとんど1人で行くことが多い。1人で局面を打開することが課題だ。

ともかく、クラブに入ると、とある知り合いのナンパ師の方が来ていたので、一緒に声をかけることになった。

やはり、クラブでは、女の子も2人組で来ていることが多いので、1人よりは2人でやった方が効果的ではある。

 

そのような中、とある2人組に声をかけた。

私は背が高くて細い子を担当することになった。私はこのような容姿の子が好きである。

担当の子は少し酔っぱらっているが、やや不機嫌な様子であった。

少し話しているうちに、知り合いのナンパ師の方とその担当の子が2人でフロアの方に行ってしまったので、2人きりになった。

すると、彼女が「お酒飲もう」と言ってきた。

少し迷ったが、まだドリンクチケットを使っていなかったし、知り合いのナンパ師の方と確実にセパレートする必要があると考え、お酒を飲むことになった。

私がお酒を買って、彼女に渡すと、彼女はお礼も言わずにそれを受け取り、近くの椅子の方へ向かって歩き出し、そのまま座ってしまった。

 

こういう場合、慌てて女の子を追いかけるという選択肢もあるだろう。

でも、これは恐らく「クソテスト」だ。

この場合、女の子に媚びてはならない。主導権はいつでも自分が握る必要がある。

 

なので、私は、彼女を追わず、その場を離れることにした。

遠くから見ていると、彼女はぽつんとしていた。

途中、何人かの男がその子に話しかけていたが、相手にしていなかった。

彼女は、少しは後ろめたさのようなものを感じていたのだろうか。

もし、彼女が追ってこなかったことに対する違和感を感じていたなら、成功である。

 

しばらくして、彼女の元に戻って話しかけた。

会話は続くも、まだ少しだけ不機嫌な様子だった。

そして、彼女が、

「友達探してきて」

と言ってきた。

 

ここで、そのような要求を無視して話を進めるという選択肢もあったと思う。

ただ、まだ十分な信頼関係が作れていないように感じたので、素直にその要望を聞き入れ、その場を離れて友達を探しに行った(実際は、どこにいるかは分かってたが、敢えて探すフリをした。)。

ここでは焦って距離を詰めず、しつこくしないことが適切だと考えた。

その間に、別の男が彼女に話しかけて、彼女を連れ去ってしまうのではないだろうか。

そのようなことも頭をよぎったが、ここは賭けに出てみることにした。

 

戻ってみると、彼女は1人でいた。

「どこにもいなかったよ。」

と彼女に伝えたところ、先ほどに比べればより親密に会話ができるようになった。

そして、彼女から、

「トイレ行きたいからついてきて」

と言われ、一緒にトイレに行ったりした。

 

時々、彼女は「クソテスト」を仕掛けてくる。

その度に、私はそれを相手にしなかったり、敢えて乗ってみたりした。

そのようなヒット&アウェのような形で、徐々に精神的な距離感を縮めていく。

こういうのが自分は得意だと感じるし、こういうときが一番楽しい。 

 

そうこうしているうちに、クラブが終わってしまい、一緒に出ることになった。

この後に及んで、

彼女は、途中の通路で出会った知り合いのクラブ店員と話し込んだりしていた。

なので、私は、それを無視して先にクラブを出てしまった。

 

外で待っていたところ、少し経ってから彼女が1人で出てきた。

そして、私の姿を見つけると、その日初めて笑顔を見せ、親しげに会話をしてくるようになった。

そして、一緒にカラオケに行くことになった。

 

ここまでは想定どおりだ。

精神的な距離感を詰めることに成功した。

 

ところが、冒頭で述べたように、肉体的な距離感を縮めるのが不得意だ。

もともと、他人に触れることは、なぜか抵抗を感じる。

それでも、最近では、自分のタイプではない子に対しては、触れることもできるようになってきた。

ところが、自分の好きなタイプの子だと、急激に苦手になってしまう。

変に意識してしまうのだ。

過去に、同じ部屋で同じベッドで寝たのに、タイミングを見誤ったために(さっさと手を出さなかったために)、何もなく終わってしまったことも何度かある。

 

確実に言えることは、カラオケに行く途中に、手を繋ぐべきだった。あのときは、彼女は私に寄り添ってきて、距離感がとても縮まっていたように感じた。

また、他の反省点は、カラオケに入ってからも、彼女のすぐ隣に座るべきだったところ、L字で座ってしまった(部屋の構造がおかしかったのもあるが)。

カラオケの部屋がライトの調整機能がなく、窓も透明で朝日が思いっきり部屋に差し込み、ムードもクソもなかったということもあるが、さっさと肉体的な距離感を詰めなかった結果、彼女の気持ちはどんどん冷めていった。

距離を詰めようと近づいたときは、時すでに遅し。

彼女から改めて距離を取られてしまった。おそらく、これはクソテストではない。

結局、普通に歌って、時間が終わってしまった。

 

肉体的な距離感を詰めるにはどうすればよいか。

おそらく、声掛けのときと一緒で、何も考えないことが重要なのだろう。

また、万が一、相手に拒否されたとしても、それを受け止めるだけの器が必要なのだろう。