逆3P失敗
先日、1人でクラブから女性2人を家に連れて帰った。
いわゆる「逆3P」のチャンスがあった。
しかし、チャンスを活かすことはできなかった・・・。
当日の流れは次のとおり。
とあるクラブで、1人で立っていた女性に声をかけた。
私は、そのクラブに複数で来ていたのだが、一緒に来ていた方が帰ってしまったので、そのときは1人だった。
なんて声をかけたかは覚えていない。ということは、おそらく、特別な声掛けはしておらず、当たり障りのないものだったと思う(ただ、いつもは「どこから来たの?」とか「1人で来たの?」とか、ありふれた質問はしないようにしているので、そのようなものでなかったことも確かだ。)。
簡単にオープンしたので、会話を重ね、徐々に精神的・肉体的な距離を縮めにかかった。
ほどなくして、私の後ろにもう1人女性が立っていることに気付いた。
その子の友達であった。
クラブでは、いわゆる「友達グダ」が発生する。
簡単に言えば、友達に気を遣うがゆえに、お持ち帰りされることを拒まれてしまう、ということだ。
当然ながら、そのときにも真っ先にその可能性が頭をよぎった。
そこで、取り敢えず、その友達とも仲よくすることにした。
その方が、後で私にも気を遣ってもらえるかもしれない。
その結果、ある程度その友達とも仲良くなることに成功した。
しかし、この後どうするか。
2人を同時に持って帰るわけにもいかないし(その時はそう考えていた。)。
そこで、友達を別の男性とくっつけて、セパレートする作戦に出た。
その友達から、好みのタイプを聞きだし、当たりを見回す。しかし、そのクラブは、元々、彼女が好きなタイプの男性が訪れるところではなく、その日はかなり空いていたこともあって、そような男性は全くいなかった。
それでも、3人でいるなかで、何人かの男性が現れて、彼女に話しかけた。
しかし、彼女は全く相手にしない。
そうこうしているうちに、朝5時になってしまい、クラブが終わってしまった。
この後どうするか・・・
そう考えていると、その友達から、
「この後、3人で飲みに行こう」という提案があった。
とりあえず、私はそれに応じることにし、彼女らが荷物を取ってくるとのことで、クラブを出て外で待っていた。
ところが、彼女らは出てこない。
やはり友達グダの一種で、先のような発言をしたものの、2人で相談した結果、翻意してしまったのだろうか。
私は、LINE等で連絡を取らず、帰ることにした。
ここで媚びてはならない。主導権を握る必要があるし、上手くいけば相手の感情を揺さぶることができる(ただ、効果のほどは不明)。
結果的に、この行動が後々自分の首を絞める一因となったように思う。
しばらくして、帰宅途中に私が和んでいた子からLINEが来た。
「なんで帰っちゃったんですか~(ToT)」
私は、事情を説明し関係の修復を図った。そして、お詫びに今からそっちに向かうことを提案し、「今どこにいるの?」とLINEで尋ねた。
すると、「新宿」と彼女がLINEで答えた。
マジか。
私がLINEの返信を少し遅くしてしまったがために、彼女らは移動してしまっていた。
そのクラブがあった場所からやや遠い。
少し迷ったが、行くことにした。
タクシーで向かう途中、彼女から電話が来て、
「友達がシャワーを浴びたいと言っているけど、ある場所知らない?」
と尋ねてきた。
そこで、「新宿だと、ホテルしかないんじゃない?」と試しに提案してみたところ、了承が得られた。
電話を切ってよくよく考える。
あれ、もしかして逆3Pできるのか?
そう考えたら、緊張してきた。今思えば、このマインドはよくなかった。逆3Pのようなクレイジーなことをやる以上、冷静になっている場合ではない。
しかし、クラブが終わってから少し時間が経過し、酔いが醒めてきていた。
酔拳の効果が切れていたのである。
新宿に着いてから、彼女らと合流した。
そして、ホテル街のある歌舞伎町へと向かった。
ホテル街に入り、最初に目についたキレイそうなホテルに入ってみた(なお、私は普段はラブホテルは使わないので、あまり詳しくない。)。
満室であった。
何件か見て回ったが、どこも満室であった。
やっと1件空いているところを見つけ、ボタンを押そうとしたところ、
奥の受付に人がいて、「3人だと入れません。」
と言われてしまった。
そこで、新宿のホテルは諦め、私の家に行くことにした。
私の家に向かう途中、タクシーの中で、私は失態を犯してしまった。
最初に和んでいた子と、その友達を取り違え、名前を逆に呼んでしまったり、情報を誤ったりしてしまった。
そのため、最初に和んでいた子がやや不機嫌になってしまった。
私の家に着き、中に入ったところ、
彼女の友達はベッドに真っ先に飛び込んだ。
私と最初に和んでいた子は、ソファに腰かけた。
彼女の友達は、9時から予定があるとのことで、それまで寝ると言っていた。
そして、
「3人で一緒にベッドで寝よう」
と提案してきた。
ここは彼女の提案に乗るべきであった。
しかし、私には迷いがあった。最初に和んでいた子がやや不機嫌であったので、もう少し和む必要があるのではないか。また、2人同時はキツいから、安全策として、彼女の友達が9時に帰るのを待って、きっちり1人とセ〇クスするだけでもよいのではないか。
今思えば、これは完全に「逃げ」である。勢いでなんとかすべきであった。
しかし、このときは、クラブが終わってからかなり時間が立っているばかりか、新宿のホテル街を歩き回ったりした結果、かなり正気を取り戻してしまっていた。
クレイジーになれなかった。